🍻は、泡があふれるジョッキを2つ打ち合わせている絵文字です。2010年のUnicode 6.0に入った初期の絵文字で、日本語の名前は「ビールで乾杯」。ひとり飲みを表す🍺と違って、「みんなで乾杯する場面」そのものを指します。そのため、お酒が主役というより「お疲れさま」「おめでとう」を分かち合う気持ちが前に出ます。
こう使う
- 飲み会の誘い:「今夜どう?とりあえず生で🍻」
- 仕事終わりのねぎらい:「今週もお疲れ様でした🍻」
- お祝い:「内定おめでとう!今度おごるよ🍻」
- 乾杯の合図:「それじゃ、かんぱーい🍻」
- 打ち上げの連絡:「打ち上げは金曜の19時からです🍻」
グループLINEで日程を決めるときに、末尾にぽんと添えるのが定番です。🥂(乾杯のグラス)はシャンパンの結婚式や年末のパーティーなど少し改まった場面向きで、🍻は居酒屋のにぎやかさがよく合います。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では、飲み会の最初に全員で「とりあえず生」を頼んで乾杯する習慣と強く結びついています。「お疲れ🍻」の一言で、仕事終わりに同僚をねぎらう挨拶にもなります。幹事が出欠を取るメッセージにも添えられ、実際にお酒が出るかどうかは二の次で、「ここから楽しい時間が始まる」という合図として機能します。
韓国では会食を意味する「회식(フェシク)」の文化に近く、「치맥(チキンとビール)」や「소맥(焼酎とビールを混ぜたもの)」と一緒に出てきます。乾杯のときの掛け声は「짠!」で、🍻はその音まで含んだ絵文字として読まれます。友だち同士なら🍻ひとつで「飲みに行こう」という誘いになります。
英語圏では「cheers」の絵文字で、パブ、スポーツバー、バーベキュー、ドイツのオクトーバーフェストなどの印象が付いています。イギリスではパイントで数えるので、「パブで一杯」の意味になることも。お酒と関係なく「Cheers to that🍻(それに乾杯)」のようにお祝いの気分で使うことも多いです。
誤解されやすい点
- アルコールと直結する絵文字なので、未成年が見る場や禁酒中の人がいる会話、正式な通知文では控えたほうが無難です。
- 🍺とは違います。🍺は「ビールを飲む・飲みたい」、🍻は「みんなで乾杯」です。
- 🥂とも違い、フォーマルな祝いの場では🍻はややくだけた印象になります。
- お酒を避ける文化や信仰を持つ相手には、誘いの絵文字としては失礼になることがあります。相手を選んで使いましょう。
プラットフォームによるデザインの違い
ほとんどのプラットフォームで、取っ手の付いたジョッキ2つが傾いて触れ合い、泡があふれる構図は共通しています。違いは、ビールの黄金色の濃さ、泡の飛び散り方、ガラスの透明感といった細部です。リアルに見えるものもあれば、漫画っぽく元気なものもありますが、意味が変わるほどの差ではなく、どの端末でも「乾杯」として問題なく伝わります。