😭は両目から涙が筋になって流れ落ち、口を大きく開けて泣いている顔です。正式名は「大泣き」ですが、実際の使われ方は名前よりずっと広いです。悲しみ、感動、悔しさ、大げさな泣き言をすべて含み、2020年ごろからは英語圏の若い層が😂の代わりに「笑いすぎて涙が出る」の意味で使い始めたことで、Xで数年にわたり最も使われた絵文字の座に就きました。ひとつの絵文字が「悲しみ」と「笑い」を同時に担う、珍しい例です。
こう使う
- 悲しみ・残念:「ライブのチケット取れなかった😭」
- 感動:「手紙読んで泣いた😭 ありがとう」
- 悔しさ・泣き言:「私だけ誘われてないの?😭」
- かわいくて耐えられない:「子犬の肉球見て😭😭」
- 笑い(若い層):「なんでそうなるの😭😭😭」(😂の代わり)
😢(泣き顔)が涙ひと粒の静かな悲しみなら、😭は声をあげて泣く誇張です。誇張だからこそ軽い場面で使いやすく、本当に深い悲しみには😢や言葉のほうが合います。
日本・韓国・英語圏の違い
日本では「大泣き」という名前どおりに使いつつ、「尊い」のようなオタク表現と強く結びついています。好きなキャラクターやアイドルの知らせに「😭😭😭」をつけるのは悲しみではなく感激で、「泣いた」という短い感想と一緒によく登場します。「ごめん😭」のように軽い謝罪やお願いに甘えとして添えることもあり、仕事の場面以外ではかなり気軽な絵文字です。
韓国では「ㅠㅠ」「ㅜㅜ」という文字がすでに泣き顔を担当しているので、😭はそれより一段強い感情に使います。「かわいすぎる😭」「感動した😭」のように良い方向の込み上げを表す割合が高く、アイドルのファンダムではステージ動画に😭を並べるのが一種の賛辞です。笑いとしての用法は20代以下で増えていますが、まだ「ㅋㅋㅋ」に取って代わるほどではありません。
英語圏では笑いの用法が最も広まりました。「I’m crying」「sobbing」「not me laughing at this😭」のように、文面は「泣いている」でも意味は「面白い」ということが多いです。💀とともに「😂を使うと年がばれる」世代の笑いの絵文字に数えられ、同時に本来の悲しみ・感動の用法もそのまま生きているので、前後の文脈で読む必要があります。
誤解されやすい点
- 訃報や真剣な慰めが必要な場面で😭を使うと、大げさで軽く見えることがあります。😢や🙏、あるいは言葉のほうが向いています。
- 海外の若い友だちが自分の冗談に😭をつけていたら、ほぼ確実に「面白い」という意味です。傷つけたかと心配する必要はありません。
- 逆に、本当に落ち込んで送られた😭を「どうせ笑ってるんでしょ」と流してしまう失敗も起きます。周りに文章がなければ一度聞くのが安全です。
- 🥹(涙をこらえる顔)とは別物です。🥹は込み上げてこらえている状態、😭はすでにあふれた状態です。😿(泣いている猫)は同じ意味をおどけさせたものです。
プラットフォームによるデザインの違い
Appleは涙が太い2本の筋であごまで流れ、口が大きく開いていて、いちばん「号泣」に近いです。Google(Noto)は涙が滝のように外側へ広がり目をぎゅっと閉じていて漫画的、MicrosoftのFluentは立体的な顔に半透明の涙が描かれています。Samsungは口が比較的小さく眉が下がっているので、ほかより哀れっぽく見えます。そのため同じ😭でも、Samsungでは「悲しみ」、Googleでは「爆笑」のほうに少し傾いて読まれることがあります。